壱岐の猿岩


猿岩


ロダンもびっくり

壱岐を代表する風景の1つです。

みんなはこの形を猿岩と呼んでいます。

高さは48mあります。

バスト、ヒップ、ウェストは分かりません。

背中に子猿を背負っているのでメス猿であることは確かです。

え? 

最近は男が育児をする世の中ですって?

とすれば、ますます性別は分かりません。
 
猿岩の体は壱岐を代表する玄武岩でできています。

皆さん、学校の理科の授業で玄武岩の性質としてこのような柱状摂理を作るということを学ばれたと思います。

みごとなまでの柱状節理です。

顔を良く見てください。

眉、目、鼻、ちょっと開きぎみの口、耳。 

顔の部品はみんなそろっています。

これはみんな自然の造形美です。

ロダン顔負けの彫刻です。

目の方向は、大分県の高崎山とか壱岐の渡良(わたら)という場所にあるゴリラ岩(ゴリラ岩参照)と言われています。

向き合って何を話しているのでしょうか。

この猿岩は、何かに背を向けているようにも思われます。














そうです。

実は、この猿岩が背を向けている方向には、東洋一の砲台跡があります。

とすると、この猿は「反省猿」ではなくて、「反戦猿」のようにも思われます。
















「奈緒子」という連載コミック誌には、猿岩をバックにしたマラソンの練習風景もありました。

「奈緒子」は、映画化され、壱岐の人たちも、たくさんエキストラ出演しています。













手術

最も、最近は長年の風雨に耐えてきたこともあって、やや風化が見られるようになりました。

そのため、猿が元気なうちに一度はご覧になることをお勧めします。

2008年4月に、調査した結果、鼻の周辺に数箇所、亀裂があることが分かり、このままだと壊れてしまうので、鼻の周辺の整形手術をしました。

手術も無事に成功したようで関係者一同、胸をなでおろしているところです。

良く見ると修理の跡が分かります。











見下ろす


足元は、高さ50mの断崖絶壁。

見下ろすと足がすくみます。

高所恐怖症の人は十分に注意してください。

海はコバルトブルー。

言うことなしのロケーションです。











見上げる

右の写真は、海岸に降りて、猿岩を見上げたものです。

大きな石のかたまりにしか見えませんが、どっしりした重量感のある光景です。

それにしても玄武岩の見事な柱状節理です。

思わずロッククライミングをしたくなります。

命の保障はありませんが。

何となく、オットセイが海を見ているようにも見えます。








立入り禁止

この猿岩は黒崎半島という場所にあります。

この周辺は戦時中は立ち入り禁止区域でした。

戦時中は、軍隊の人たちがこの猿岩の背中に登って戦闘訓練をしていたといいます。

戦後、一般に開放されて、ある新聞記者の人が用をたそうと思って茂みの中に入って何気なく見上げたらこの猿岩が目の前にあった、ということです。


折れ柱

昔、神様が壱岐の島をお造りになったとき、壱岐の島は「生き島」と呼ばれるほど安定の悪い島でした。

そこで、壱岐の島が流されてしまわないように8本の柱を作り、この柱に壱岐の島をしばりつけたわけです。

猿岩はその8本の柱のなかの1本です。

足元にある海は対馬海峡。

反対側には平原と山があり言うことなしのロケーションです。

この平原に座って一日の〜んびりと過ごすのも良いものです。

この猿岩、海上から見ると男性のシンボルのように見えるそうです。

興味のある方は海に出てご覧になってください。



草原散策

猿岩の周辺は、このような草原です。

足元には、十分注意して、猿岩の先端までお進み下さい。

夏場は、まむしもいます。

この周辺の詳しいお話は、黒崎半島散策をご覧下さい。











花鳥風月

[天町の 
  
  たわむれおかしと 
   
   あかずみる 

壱岐猿岩の 

   夏姿かな」


猿岩の展望台の近くにあります。