壱岐の西福寺



西福寺

 臨済宗のお寺です。

 このお寺では、夏休みに近くの小学校の生徒がお寺に泊まりいろいろな体験をします。

 食事を自分達で作ったり、庭や部屋の掃除をしたりというものです。

 もちろん、朝の涼しいうちに勉強もすることでしょう。

 








古墳

写真のような鬼の窟(いわや)とでもいうような大きな石で造られた古墳もあります。

お寺ではとても珍しいものです。

造られた当初は、3室がありました。

このお寺を建設するときに、2つの部屋をどかし、今は、玄室だけになっています。

大きな天井石や側石の1枚岩を使って、造られています。

ただただ、驚くばかりです。














うたた寝

いいですね~。ゆ~っくり、の~んびり。

しばらくみとれてしまいました。

こういうかっこうでのしばしのうたたねは気持ちがいいでしょうね~。

寄りかかっているのは木魚でしょうか?













キリシタン

 この手水鉢(ちょうずばち)はハート型をしています。

 壱岐ではハート型の手水鉢はキリスト教に関係しているといわれていますが、この手水鉢の真相はどうでしょうか。

 このお寺には月桂樹の木が植えてありました。

 月桂樹の葉はこのようなハート型をしています。

 おそらく、この月桂樹の葉を真似て作られたものかもしれません。








竹林

右の写真はこのお寺の裏山です。

何となく見ていたら、数本の竹が曲がって成長しているのが見えます。

どのようにしたらこのように曲がった竹になるのでしょうか。

それは、たぶん、竹の子のときに、竹の子に付いてる皮をはいで、風にあてるとこのように曲がった竹になる、ということを聞いたことがあります。













アジサイ


 実は、このお寺。アジサイの花がシーズンになるときれいに咲くお寺としても有名です。

 毎年6月になるとアジサイが満開になります。

 梅雨にぬれたアジサイ。雰囲気がありますね~。

 だれかと一緒にぬれながら歩いてみたいで~す。











大般若経


右の写真はこのお寺にある大般若経(だいはんにゃきょう)です。

大般若経というのは、唐の時代に、三蔵法師がインドから経典を持ち帰り、3年と11ヶ月の歳月をかけて、663年に翻訳完成したお経の本です。

西福寺にあるこの大般若経は、江戸時代にこの寺の住職、大賢和尚が万福寺から600巻を取り寄せ奉納したものです。

明治時代に火災に会い、寺は全焼しましたが、近くに住む、山本兵十という人が火の中に飛び込んで、3箱のうち2箱を運び出しました。

現在は391巻残っています。