壱岐の海(かい)神社


海(かい)神社


祭神

祭神は、豊玉彦(とよたまひこ)です。

皆さんは、山幸彦(やまさちひこ)、海幸彦(うみさちひこ)の話しをご存知だと思います。

兄の海幸彦の釣り針を失くした山幸彦(彦火火出見尊・ひこほほでみのみこと)は、竜宮に釣り針を探しに行きます。

そのときの、竜宮の主が、豊玉彦(とよたまひこ)で、彼は、山幸彦の話しを聞いて、釣り針を飲み込んでいた、鯛の口から、釣り針を取り出し、山幸彦に返します。

山幸彦は、豊玉彦の娘と結婚するという話しでした。

このようなことから、豊玉彦は、海を守る海神ということが分かります。

豊玉彦が、ここにまつられているのは、神功皇后が、三韓出兵のおりに、いろいろ、案内等をしてくれたので、その功をねぎらってのことではないか、と思われます。






山中

ただ、壱岐の海神社は、対馬と違って、海岸ではなく、山の中にあります。

人里離れた、辺りは昼間も薄暗く、うっそうとした、山中です。

周辺は、物音ひとつせず、空気は、ひんやりとしたものを感じます。

左の写真の建物が、拝殿です。













盤座(いわくら)

神様が降りて来る場所を、盤座(いわくら)といいます。

写真のように、巨石をまつってある場所が盤座といわれています。
















燈籠(とうろう)

石を積み上げた上に、燈籠がおいてあります。





















手水鉢(ちょうずばち)

舟の形をした手水鉢もあります。