壱岐の石田天満神社 十七社
石田天満神社 |
祭神
菅相国(かんしょうこく)、吉祥女(きっしょうめ)、老松殿(おいまつどの)
境内社 金比羅神社 青島神社
摂社 大谷八幡宮(応神天皇)、菊の故城大神宮(天照大神、応神天皇、天児屋根命)
末社 西間明神(天照皇大神) 小島恵美須大明神(蛭子命、事代主命)、他41社の末社があります。
合祀 潮界神社(豊玉彦命、豊玉姫命)
この神社、古くは、老松天神と呼ばれ、何回も場所を転々としています。
最初は志自岐原にあり、後に、杓子松に遷り、次いで、西間の辻に遷り、今その地を古天神といいます。その後、現在地に遷りました。
(神様のお話)
老松殿は、菅原道真の父親の、菅原是善(すがわらのこれよし)をいいます。
菅相国(かんしょうこく)は菅原道真、吉祥女(きっしょうめ)は、道真の妻です。
豊玉彦は、竜宮に住んでいる神様です。
山幸彦が、兄の釣針をなくして、探しに、亀の背中に乗って、竜宮に行きます。
そのとき、竜宮を支配していたのが、豊玉彦です。
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)は、豊玉彦の娘で、山幸彦と結婚します。
拝殿の右奥から、上に上がると、古天神が祀られています。
金比羅神社、男嶽神社、宮地嶽神社の石祠もあります。
昔はここで、祭祀をしていました。
山全体に大木が繁り、あたりはとても静かで、神秘的な場所です。
境内には、狛犬、龍、亀、牛などの石像があります。
壱岐は、牛の飼育が盛んに行われていて、多くの神社に、牛の石像が置かれています。
昔、ここは津宮という地名でした。
「津」というのは、港を表わす言葉で、室町時代の頃には、神社の前方までは入江で、船が泊まっていました。
今は、埋め立てられています。