壱岐の照葉樹林
照葉樹林 |
弥生時代に書かれた「魏志倭人伝」のなかに、壱岐は「竹林」が多いとあります。
壱岐では、古代から豊かな自然に恵まれていたことが分かります。
5月になるとその竹林がいっせいに芽吹きます。
写真の左は「スダジイ」、右は「クス」の木々の新芽です。
これが、日光を浴びると、きらきらと輝き、周辺はあざやかな色になります。
右の写真は秋の紅葉ではありません。
春の若葉の季節の写真です。
黄緑、黄色、赤色など、鮮やかな景色です。
春先になると壱岐では、いたるところにこのような景色が見られます。
新緑が萌(も)える春の山という言葉がぴったりです。
ウグイス、ホトトギス、カラス、ヒヨドリ、台湾リスなどの鳴き声も聞こえ、それはそれはとてもにぎやかです。
茶色ぽく見えるのはシロダモの木の芽です。
木立の中を歩くと、木々が出すフェロモンがあふれていて、むせかえるような香りが漂います。